2012-04-02
2012-01-24
2012-01-21
2012-01-14
2012-01-11
ONLY ONE ~唯一の一枚~
ある日。 おれは夢をみたんだ・・・
どこか、懐かしい夢を。目の前に見える、ただただゆれているブランコ。
そこには小さい子がひとりで座ってーーーー・・・泣いていた
お母さんとはぐれたのか、
そう考えた。もうすぐ暗くなる空は影をつくり少年を飲み込んでいくようだった
一緒に探してあげようと思った
そのとき 不意に手を伸ばしていたことをおれは知らなかった
少年と手をつなぎ、公園の近くを歩いて回った
ひとりじゃないことを確認した少年は泣き止み、おれの手のひらをぎゅうっと握り締めていた
ふと 母親らしき声が聞こえた
その声を聞くたびに胸が痛くなる。
なにがおきてるんだろう・・・
母親の声がどうしたっていうんだ。
息を切らし、住宅街の角から母親が顔をだした
少年の顔に 明るみが戻り、安心した
そういえば 名前を聞いてなかった
でも、今更聞くのはおかしいか。もうこの子と会うこともないだろう
ほら。---くん。お兄さんに挨拶して。ありがとうって
うん!お兄ちゃんありがとう!
その親子の顔を見た俺は、息が止まりそうなほどにのどをつまらせた
「-----っ、はぁ・・はぁ・・・」
ベッドの上で汗だくになっておきた
全くもって気持ちの悪い朝だ
時刻はいつもより1時間も早く起きてしまった
寝起きは悪いくせに、とても眠れる気配がない
そして・・・また目を閉じれば あの親子が出てきそうで怖い
「・・・どうして・・。今になって・・・」
たんすの上にはクラブサッカーでインターハイに行ったときにもらったトロフィーやメダルが並んでいる
その隣にはこの家に唯一、一枚しかない家族写真。
あの夢の少年は弟だ。
あの母親はおれの母さんだ。
どちらも、もうこの世にはいない。
「・・・あの日にもう後悔はしないって決めたのに・・・・」
続きを求めていたら書きますが、これはただの駄作ですwwww
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